青天井と対面式

自称マイナーな人生・趣向で生きてきたブログ。現在デザイン各種調整中!

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図書館で『昆虫力』を借りて読んだよ

どうも、芝柳 薫です!今週から始まりました『週一読書』のコーナー。最初の1冊目は 

 

赤池学:『昆虫力』です!!見るからに虫の本ですね!!

可愛いカブトムシの絵が書いてありますが、内容は多種多様。この本もう10年以上前のものですがそれでも知らない事がいっぱいありました!!

 

・・・えっと、ちなみにですが虫嫌いの方には多分合わないです。本の中には『虫嫌いの人にも読んでほしい』とありますが一応写真もあるし少々エグい内容もあるので苦手な人は駄目だろうなと思います・・・。

 

それに読んでみて専門用語がちと多かったですね。◯◯エネルギーとか◯◯生物工学の◯◯物理なんとかを使って~みたいな。それでも読めない程ではないんです。でも人によっては眠気を誘う文章が多いかも知れません・・・(笑)

 

でも色んな虫の知識を知りたい方・虫の可能性について深めたい方にはとっっってもオススメです!!それでは内容ちょい見せしましょう!!

 

 ※虫のグロテスクな話・虫そのものに嫌悪感がある方は今のうちに戻るボタンか☓ボタンを押しましょう!

 

虫から学んでいく4つの章

 この『昆虫力』は、第一章から始まり『知』『医』『美』『匠』の四章に分かれています。虫を知り、虫を医療に活かし、虫の美しさを形取り、虫から匠の技術を学ぶと言ったところでしょうか。

 

王道のモンシロチョウ・カブトムシ・トンボ。

害虫といわれるハエ・シロアリ・ゴキブリ。

スズメバチ・スズムシ・ホタル。

マイナーなアワフキムシ・カギムシ・クマムシなどなど様々な種類の虫が登場します。

写真は4~5ページだけカラーで、あとは白黒の写真がちらほらと載ってます。虫の写真だけでなく、虫の構造や虫から発展した開発図など。

 

目次を見ると、これらの虫の項目がありますがどれも何かしら前の虫と繋がった点・似た点が多いので続けて紹介されています。なので気になる虫の項目だけ見るよりは、連続して読む方が楽しめます。

10年以上前の本ですが個人的に知らない事ばかりでとにかく驚かされます。

 

  • イモムシの体内に卵を産み付け寄生するハエ。そのハエにもまた寄生する虫がいて、そのハエにもまた寄生するハエがいる『トリコグラマの重寄生』
  • 他のホタルの光を真似る『光の擬態』をして、ホタルを捕食するベルシカラーボタル
  • PTSD(心外外傷後ストレス障害)を癒やす鍵になる『昆虫バイオセラピー』スズムシ
  • ただでは真似出来ない色彩『モルフォチョウ』

 

・・・と言った感じでここには書ききれない程の知識がつまっています!!読んでいて為になる話や、決して人間には真似出来ないそれぞれ虫特有の特技が織りなす技は必見です!!

 

人間社会に影響を与える虫の力

虫の力や日々生きていく為の技は、我々人間社会にも大きな貢献をしてくれていると『昆虫力』には何度も何度も書かれています。

元々この本自体がこういった虫と人間社会の繋がりを伝えたくて出版したものらしいのです。だから立て続けに熱弁して、常日頃どういった場所で役立っているのかが細かなテクノロジーとともに描かれているのですねぇ。

 

これまた例を挙げますと

  • ヤママユガの幼虫から発見されたガン細胞を眠らせる『ペンタペプチド』の発見
  • スズメバチの栄養液からアミノ酸『ヴァーム』を抽出。スポーツ選手のお供として商品化
  • イエバエの臭いがしない有機肥料『イエバエコンポスト』
  • 天然の快適な冷暖房住宅を実現した『シロアリ』

 

などなど・・・。ここに書いてある通りハエの力を利用したイエバエ改良技術や、シロアリのアリ塚から学んだ空気の抜け道を作って家の温度を一定に保つ技術は大いに役立っているといえるでしょう。

ですがハエのマイナスイメージからこうした開発が無駄に終わってしまうのを赤池さんはとても危惧していました。環境エネルギーの発展や、これからの地球との両立の為には害虫と呼ばれる汚い生活圏で暮らせる知恵を見つめるべきだと話します。

 

私も完全にそこは盲点だったのでなるほどな、と考えさせられました。発想を変えて「何故そんな場所で暮らしていけるのか?何故菌が付かないのか?」に着目したのは凄いです!!

 

 やっぱり私は「虫が好き」

最後まで読んでみて「へえー」とか「ほー」とか言いながら読んでたんですが、やっぱり最後まで読めたのは虫好きだからかなぁって再認識しました。

10年以上前の本でも知らない虫はいっぱいいたし、たかが虫と侮るなかれ。虫の世界はとても奥深い。

人間よりも遥かに優れ、にも関わらず時に脆く、私達がこうして過ごす上でも多くの虫は生きて、死んで、産まれていく。儚いながらも懸命に生きようと進化を続ける過程に人は学んでいくべきだと思いました。

 

だからこそ虫の秘密を解明すればする程私達は少しでも長く生きていられる。ガン細胞を打ち消すこと然り、ロボット技術然り、私達は無意識のうちにも『虫に活かされてる』といっても過言ではないのです。

 

・・・なーんて難しい事をちょっと語ってみたりして。難しい言葉やカタカナ漢字が並ぶ中でも読めたのは虫に興味があってこそだな、って事です。

分からない人には分からないでいいんです。ただ虫好きな方には読んでほしいな、とか。虫を知りたい人には広めたいと思っているだけですから!!

 

 

いかがだったでしょうか?少しでも興味を持った方がおられましたら読んでみてください♪虫と距離が近くなったような感覚がしますよ♪

ここまで読んでくださって有難うございました!!